2020.12.06

数学の基礎の極意(方程式編②)

こんにちは。福山市の個別指導塾「個別指導のグランアシスト湯野教室」の橋本です。

橋本が今まで見てきた中学生を中心に、苦戦する様々なポイントについて不定期にお話しさせていただく『数学の基礎の極意』のコーナーです!
第6回は『方程式編②』になります。

前回、方程式を解くにあたっての大事なポイントとして、次の2点をあげました。

(ⅰ)移項したときは「符号」を反対にする!

(ⅱ)文字にくっついている数字を消すときは「逆数」をかける!

今回は、(ⅱ)について説明していきましょう。

『方程式編①』では方程式の中でたし算・ひき算をするときには『移項』することをお話ししました。
次は文字にくっついている数の消し方を覚えてしまいましょう!
まずは、下の写真の方程式を考えてみましょう。

「x」に「3」がくっついてしまっています。これは、文字式編でも説明しましたが「x」と「3」の間には『かけ算』が省略されています。最終的な目標は「x=○○」という形で答えを書くことなので「3」が邪魔なのです!この「3」を消す方法が『逆数をかける』という方法です。

「3」の逆数は何でしょうか?そう!「1/3」ですね!こいつを『両方』にかけてやりましょう。
左の式だけかけてはいけません。両方に、平等にかけてあげることがポイントです!

そして、左辺・右辺のそれぞれで約分をしましょう。あとは残った数字をぞれぞれかけ算して
答えは下のようになります。

いかかでしたでしょうか?方程式を解くにあたっての最大のポイントは

「たし算・ひき算」と「かけ算・わり算」を混同しないこと

です!「たし算・ひき算」は『移項』、「かけ算・わり算」は『逆数をかける』です。
しっかり覚えて考えなくても解けるようになるまで、問題を解きまくりましょう!

次回は「比例・反比例編」を予定しています。
お楽しみに~!