2026.02.19

【2026年2月18日発表】令和8年広島県立高校入試「福山市の志願倍率」

令和8年広島県立高校(福山市)志願者倍率

生徒の皆さんは、この数か月、いや一年以上かけて「どの高校を受けるか」を本気で悩み、家族や先生とも相談しながら、たくさん迷って決断してきたと思います。友だちの志望校や判定、模試の結果に心が揺れた日もあったでしょうし、「本当にここでいいのか」「自分に勝てるのか」と不安になった夜もあったはずです。そんな中で、志願先を決めて出願までやり切った時点で、もうそれだけで立派な一歩です。

そして今回、倍率が出ました。数字を見ると、どうしても気持ちがざわつきますよね。「思ったより高い」「去年より上がってる」「ここから変えたくなる」——そんな感情が出るのは自然です。ただ、もうここまで来たら、やることは一つ。本気で突っ走るしかない。倍率はあくまで“今の混雑具合”であって、あなたの伸びしろや当日の力を決めるものではありません。残りの時間で伸びる人は、毎年必ずいます。

とはいえ、「気合いで突っ走れ!」だけでは不十分なのも事実です。勝負の局面ほど、冷静な情報整理が効いてきます。倍率の変化には必ず背景があり、傾向を掴めば、学習の組み立て方や心の置き方にもプラスになります。だからこそ、ここで一度、福山市の高校に絞って、数字を落ち着いて見ておきたい——そんな意図で、この記事を書きます。

2026年2月18日、広島県教育委員会から県立高校入試の最終志願者数・志願倍率が公表されました。この記事では、福山市内の高校(県立・市立)に特化して、2026年⇔2025年の前年差と、可能な範囲で2024年からの経年推移も踏まえながら、福山市の志願動向を整理します。数字に振り回されるのではなく、数字を味方につけて、残り期間を最適化するための“材料”として活用していきましょう。

 

広島県のHPはこちら

 


 

福山市の高校:倍率が高かった学科トップ5(2026年・最終)

まずは福山市内の高校について、2026年の最終志願倍率が高かった「学科」上位5つをまとめました(学科別の純粋な順位です)。

順位学校学科2026最終倍率
1福山誠之館総合学科1.34
2福山市立福山普通1.27
3福山葦陽普通1.10
4神辺総合学科1.09
5大門普通1.07

※福山市内(県立・市立)の学科別「2026年2月18日 最終志願倍率」に基づく上位5件です。

 

福山市の高校:倍率が「上がった」一覧(2026 → 2025)

「去年より人気が上がったのはどこ?」を一目で分かるように整理しました。上昇幅が大きい学科ほど注目が集まっている可能性があるため、まずは全体像を押さえます。福山市内の対象校・学科のうち、前年差で倍率が上昇したものです。(※最終倍率)

学校学科2025最終2026最終前年差
沼南園芸デザイン0.280.53+0.25
福山誠之館総合学科1.121.34+0.22
福山工業工業化学0.380.60+0.22
神辺旭普通0.770.91+0.14
福山市立福山普通1.151.27+0.12
沼南家政0.430.53+0.10
福山工業機械0.780.86+0.08
神辺旭体育0.951.00+0.05
福山工業電子機械0.830.85+0.02
福山葦陽普通1.091.10+0.01

 

注目ポイント(上昇組)

  • 福山誠之館(総合学科)は1.34倍まで上昇(前年1.12倍)。
  • 福山市立福山(普通)も上昇基調で、2024→2025→2026で段階的に伸びています(1.05→1.15→1.27)。

福山市の高校:倍率が「下がった」一覧(2026 → 2025)

ここでは、福山市内の県立・市立高校について、2025年から2026年にかけて志願倍率が下がった学科を一覧化しました。倍率低下の背景を読むことで、今年の受験動向がより立体的に見えてきます。福山市内の対象校・学科のうち、前年差で倍率が低下したものです。(※最終倍率)

学校学科2025最終2026最終前年差
福山工業電気1.050.73-0.32
福山明王台普通1.110.84-0.27
福山工業建築0.980.83-0.15
戸手総合学科1.120.98-0.14
松永総合学科0.640.51-0.13
大門普通【理数】0.480.35-0.13
福山商業情報ビジネス0.560.46-0.10
大門普通1.141.07-0.07
神辺総合学科1.141.09-0.05

 

注目ポイント(下降組)

  • 福山明王台(普通)の落ち込みが大きい(1.11→0.84)。
  • 福山工業(電気)は1.00倍超から0.73へ。工業系は学科ごとに“温度差”が出ています。

2024→2026で変化のあった高校

  • 福山市立福山(普通):1.05 → 1.15 → 1.27(右肩上がり)
  • 福山誠之館(総合学科):1.23 → 1.12 → 1.34(いったん落ちて反発)
  • 福山明王台(普通):1.06 → 1.11 → 0.84(上がってから急落)

福山市の倍率変動の背景

1) 少子化で「倍率が上がりにくい」土台が続く

受験人口そのものが縮小する中で、人気校・人気学科への集中が起きやすく、全体として倍率が伸びにくい環境が続きます。

2) 高校授業料支援の拡大で「私立を選びやすい」家計環境へ

就学支援金や支援策の拡大により、「公立一択」ではなく「私立も含めて比較」しやすくなり、公立の倍率が上下に振れやすくなる要因になります。

3) 「学科」で志願が動く(同じ学校でも学科で別世界)

福山市では、同じ学校でも学科によって上昇・下降が分かれています。進路イメージや相性が、学校名以上に志願動向へ影響している可能性があります。

 


まとめ:2026年の福山市は「戻り」と「分岐」の年

  • 福山誠之館(総合学科)福山市立福山(普通)は上昇・高水準。
  • 福山明王台(普通)は前年比で大きく下げ、来年以降に反発するのか注目。
  • 工業・総合などは、学校内で学科ごとの人気が割れている

 


高校生のみなさんへ(最後に)

倍率は気になる。でも倍率は「他人の選択の合計」であって、あなたの価値そのものではありません。必要なのは、今日の一問・今日の一周・今日の復習をやり切る積み上げです。

最後に伸びるのは、最後まで手を止めない人です。応援しています。