2021.07.14

【塾長コラム】ここがヤバイよ学習指導要領改訂!その④

今回も引き続き「ここがヤバイよ学習指導要領改訂!その④」と題しまして、高校生の学習指導要領の改訂の内容をご紹介しようと思います。

 

高校の学習指導要領の改訂は、来年度(2022年度)に行われます。高校の授業を「社会に開かれた教育課程」とテーマ付け、そのテーマに乗っ取って科目が設置され、授業が行われます。個人的な見解も含みますが、そのテーマには「生涯にわたって探究を深める未来の創り手として送り出していくこと」と明記されていますので、社会に出て戦力となるための知識や技能を身に付けるのはもちろんですが、今までにない職業の創造をも求められているのではないでしょうか。高校での学習指導要領の改訂は、小・中学校からの流れもあり、もちろん英語は大きく改訂されます。しかし、さらに大きな変更が見られるのが、社会科と『探求』と付く科目が7つ設けられるところにあります

【英語科の改訂】

「英語コミュニケーション」と「論理・表現」という2科目に分けられ、それぞれでレベルがⅠ~Ⅲの3段階に分けられます。それぞれのレベルで、500~900語ほどの新出英単語が出て来ます。トータルすると、高校までに習う英単語はこれまでの1.5~2倍ほどの量が必要になります。4技能の習得はもちろん、双方向コミュニケーションが求められており、ディベートやスピーチが多く授業に取り入れられるでしょう。

 

【社会科の改訂】

基礎科目として「地理総合」「歴史総合」という2科目が設置されさらに深く学ぶ場合は「地理探求」「日本史探求」「世界史探求」の科目へと進んでいきます。また、公民の授業として、これまでの「現代社会」が廃止され「公共」という授業にかわります。すでに始まっている選挙権の年齢の引き下げや、成人年齢が18歳に引き下げられることもあり、より実社会に近い学びを行うとともに、主権者教育を行う科目として設定されます。

 

【探求の授業に求められるもの】

先ほども申し上げたとおり、『探求』と付く科目が7つ設けられています。この『探求』に求められているものは、「自ら問いを立て解決すること」です。情報やデータの収集を行い、その情報やデータを解析し、レポートや論文にまとめる思考力・判断力・表現力が必須です。この3つの力を小・中学校のうちからどれだけ身に付けておけるかで、高校生活が大きく変わってきます。