2024.03.11

広島県立大門高校の偏差値や進学実績、特色を解説

桜と学校の校舎
広島県福山市の中学生を子どもに持つ親御さんの中には、受験校に大門高校を検討している方もいるのではないでしょうか。

大門高校は福山市内の国公立では、福山誠之館高校に次ぐ難易度で、偏差値は55です。

グランアシストでも、大門高校を目指す生徒は多く、これまでに多数の合格者を輩出しています。

本記事では、「福山市に特化した個別指導塾」が大門高校の特色や進学実績、口コミ・評判に迫ります。

お子さんの志望校選びにぜひお役立てください。

広島県立大門高校の基本情報

大門高校は1975年に開校した、福山市幕山台に校舎を構える県立高校です。

普通コースのほかに、2003年から理数コースを設置しており、オーストラリアには姉妹校があります。

高校では、以下のような人材を育てることを目指しています。

・主体的に行動し、成長することで自分の夢を叶えられる
・創意工夫により、社会に新たな価値を提供できる
・他者とコミュニケーションをとりながら協力して、社会に貢献できる

【広島県立大門高校の基本情報】

創立年1975年
所在地〒721-0913 広島県福山市幕山台3-1-1
最寄り駅JR大門駅より徒歩20分
※バスもあり
コース普通コース
理数コース
在籍生徒数(2023年5月1日時点)1年生:235名
2年生:263人
3年生:231人
合計:729人
募集定員(2024年度)普通コース:200名
理数コース:40名

参照:広島県立大門高等学校

特色

大門高校の教育に関する特色として挙げられるのが、理数コースと国際交流です。

それぞれ詳しく解説します。

理数コース

IT化が進む現代は膨大な情報に溢れており、データを有効活用するためにも、理数系人材の需要が高まっていますが、大門高校は2003年に理数コースを設置しています。

2021年に、文系学部である早稲田大学政治経済学部が、共通テストで「数学Ⅰ」と「数学A」を必須化していることからも明らかでしょう。

なお、県内で理数コースがあるのは、大門高校と広島国泰寺高校、祇園北高校の3校のみです。

2019年には、広島県の教育委員会から理数研究校の指定を受け、県内の学校に成果を共有する役割を担っています。

国際交流

2016年にオーストラリアのシドニー近郊にあるミッチェル・ハイスクールと姉妹校を提携しているのも特徴です。

毎年7月下旬から8月上旬にかけて、2週間程度訪問し、研修を実施しています。

研修では、姉妹校の授業に参加したり、英語で学校紹介を行ったりと、貴重な経験ができます。

また、学校近くの家庭にホームステイするため、現地の生徒や住民と交流を図れるのも魅力です。

年間行事

大門高校の代表的な行事は以下の通りです。

6月:さつき祭
8月:姉妹校訪問/オープンスクール
9月:体育祭
10月:修学旅行
2月:スポーツ大会

さつき祭や体育祭などでは、同級生だけでなく、先輩や後輩と協働しながら目標に向かって取り組むことで、達成感を得られるでしょう。

8月には、オープンスクールが開催されます。

授業や部活の体験に加えて、保護者説明会も実施されるので、受験を検討している方はぜひ参加してみるとよいでしょう。

実際の雰囲気を味わうことで、入学後のミスマッチを防げたり、モチベーションを高めたりできるはずです。

部活動

大門高校には、13の運動部と11の文化部があり、福山地区や県大会で上位に入賞している実績もあります。

同じ目標に向かって、仲間と一緒に取り組むことで人間として成長できるのが部活です。

苦楽を共にする中で、生涯の友人も作れるでしょう。

グランアシストに通う大門高校の生徒も、文武両道で学校生活を送っている生徒が多数います。

興味のある部活があれば、ぜひオープンスクールに参加して体験してみてください。

運動部剣道部
サッカー部
ソフトボール部
卓球部
ソフトテニス部
バスケットボール部
バドミントン部
バレーボール部
野球部
陸上競技部
テニス部
弓道部
チアダンス部
文化部吹奏楽部
美術部
演劇部
放送部
家庭部
理科部
英語部
書道部
イラスト同好会
読書シネマ愛好会
百人一首同好会

評判・口コミ

広島県の方針で、スマホの持ち込みは禁止されていますが、校則はそこまで厳しくないという口コミが多い傾向があります。

文武両道を重視しているので、勉強と部活を両立させたいと考えている方にもおすすめです。

課題や提出物が多いといった意見もみられますが、やるべきことを学校が提示してくれるのは、悪いことではないでしょう。

広島県立大門高校の偏差値・倍率

偏差値のグラフ
大門高校の偏差値は55程度です。

偏差値は50が平均点と同じです。1000人の受験者がいる模試であれば、500位に位置します。

偏差値55は、上位30.85%に該当し、1000人中であれば308位です。

平均点では合格できないため、他の中学生よりも勉強時間を増やし、効率的に勉強する必要があるでしょう。

なお、広島県内の国公立では、市立福山高校や府中高校と同程度の難易度を誇ります。

2024年度入試の志願倍率は普通コースが1.06倍、理数コースが0.68倍です。

普通コースでは、定員200名に対して志願者が211名、理数コースでは、定員40名に対して27名です。

広島県立大門高校の進学実績

卒業後の進路

2022年度における卒業後の進路は以下の通りで、卒業生の85.2%が大学に進学しています。

国公立大学私立大学短期大学大学校・短期大学校専修学校など就職その他・未定
36.7%48.5%2.3%0.4%8.7%0.4%3.0%

参照:広島県立大門高等学校「DAIMON School Guide 2024」

大学の合格実績

2021〜2023年度の大学合格実績は以下の通りです。

国公立大学私立大学短期大学大学校・短期大学校専修学校など就職
2021年卒74名481名15名9名33名6名
2022年卒81名423名12名3名28名2名
2023年卒107名475名9名2名28名1名
合計262名1,326名36名14名89名9名

代表的な合格実績

2021〜2023年度の過去3年間における代表的な合格実績は以下の通りです。

国立大学

広島大学:3名
岡山大学:15名
島根大学:10名
山口大学:24名
愛媛大学:40名
香川大学:9名
高知大学:7名
徳島大学:4名

公立大学

福山市立大学:54名
県立広島大学:13名
岡山県立大学:8名
尾道市立大学:14名
下関市立大学:8名

私立大学

立命館大学:22名
関西大学:10名
関西学院大学:7名
同志社大学:3名
早稲田大学:2名
明治大学:5名
立教大学:1名
法政大学:3名
中央大学:2名
日本大学:2名
東洋大学:4名
駒澤大学:3名
専修大学:3名

参照:広島県立大門高等学校「大学等合格状況(過去3ヶ年)」

広島県立大門高校に合格するには

勉強している中学生
大門高校に合格するには、以下のポイントを押さえておきましょう。

  1. 基礎を定着させる
  2. 学習計画を立てる
  3. 定期テストで結果を残す

順番に解説します。

基礎を定着させる

大門高校の偏差値は55なので、基礎的な問題を確実に得点していくことが重要です。

応用問題や正答率が低めの「文章・資料から読み取った情報を自分の考えで表現する問題」を解くためにも、基礎力は不可欠でしょう。

2023年度入試の平均点が5科目124点だったので、当日は150点は欲しいところです。

150点は以下の根拠から導き出しています。

偏差値を1上げるのに必要な点数の目安:1点(50点満点の場合)
偏差値55なので、各科目で平均点+5点が必要
5科目の平均点(124点)+5×5=149点

なお、高校入試は、一般学力検査:調査書:自己表現=6:2:2の配点で評価されるので、内申や自己表現にも左右されます。

学習計画を立てる

大門高校合格を見据えた学習計画を立てましょう。

計画を立てることで、いつ何を勉強すべきかが明確になります。

平日は予習・復習を行い、土日を使って、苦手科目を重点的に勉強する、といった計画もよいでしょう。

部活で忙しい場合は、早めに起きて予習・復習を行ったり、塾に通って強制的に勉強できる時間を確保したりするのがおすすめです。

はじめは、短い時間で達成できる計画を立てて、徐々に勉強時間を増やしていきましょう。

習慣化されるまでには最低でも3週間はかかると言われているので、まずは3週間頑張ってみてください。

定期テストで結果を残す

学校の定期テストで高得点を取れるように勉強していれば、受験勉強を1からやる必要がなくなります。

なぜなら、定期テスト対策で勉強している内容は、高校受験の出題範囲だからです。

部活が終わる高3の夏から頑張ろうと思っても、それまで全く勉強してこなかった場合、入試までに間に合わない可能性が高まるので注意しましょう。

さらに、定期テストでよい結果を出せれば、内申点も高められるというメリットもあります。

広島県の高校入試では、1,000点満点のうち、内申点が200点を占めます。

学力検査でライバルよりも高い点数が取れたとしても、内申点が低いことが原因で不合格になってしまうおそれがあるので、毎回の定期テストが受験勉強だと思って取り組みましょう。

【まとめ】広島県立大門高校の偏差値や進学実績を解説しました

大門高校の偏差値は55で、卒業生の約40%が国公立大学へ、約50パーセントが私立大学へ進学しています。

文武両道にも力を入れているので、大学進学を目指しつつ部活も頑張りたいお子さんにおすすめの高校です。

なお、「子どもが勉強しなくて困っている」や「勉強しているものの、成績が上がらない」といったことでお困りの際は塾を検討してみてはいかがでしょうか。

個別指導グランアシストは福山市内に特化した学習塾です。これまで蓄積してきた地域の中学校情報や指導ノウハウをもとにオリジナルテキストを作成し、定期テストの成績アップや志望校合格をサポートしています。

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